米原駅から青岸寺、太尾山城跡ハイキング・コース

評価 :4/5。

米原駅のすぐ東側に見える低い山並みが太尾山です。米原駅を出て麓にある青岸寺を見学してから太尾山城跡がある太尾山をぐるっと一周しても2時間余り。太尾山城は土塁や堀切、切岸が良く残っていて面白い城です。手軽に歴史が楽しめるハイキング・コースです。


米原駅から見る太尾山
米原駅から見る太尾山

太尾山は手軽に登って降りて来られますが、ハイキング・コースとしては物足りないかも。午前中か午後どちらかに太尾山へ登ることにすれば、ランチは麓の米原の町で取ることができます。

コースの見どころ

滋賀県米原市米原駅を出て東へ向かいます。国道8号線の信号を渡り、細い道を進んで横切るのは北国街道。かつて琵琶湖の水運で重要だった米原湊はJR米原駅あたりにありましたから、本来は米原駅の東側が米原の中心だったはずですね。

米原の北国街道
米原の北国街道

青岸寺は北国街道を越えてすぐです。青岸寺は青岸寺庭園で有名です。青岸寺は曹洞宗の寺で、江戸時代初期の1650年頃に、かつて南北朝時代にこの地にあった米泉寺を再興しようと建立されたそうです。その後、彦根藩第三代井伊直澄らの庇護を受けて寺領を拡大しました。太尾山の多くの部分も青岸寺の寺領です。

米原 青岸寺
米原 青岸寺

青岸寺庭園は国の史跡の指定を受けています。1678年に彦根の楽々園(彦根城の二の丸御殿)を作った香取氏の設計で作ったものだそうで、観音が住まう補陀落山の世界が表現されています。

青岸寺庭園
青岸寺庭園

青岸寺では月曜火曜を除き、喫茶去を開いていて、お茶とお菓子を楽しめます。また特定の日には精進料理を楽しむこともできるそうです(要予約)。

さて、太尾山への登山道は、青岸寺とその手前にある米原保育園との間の道をたどります。しばらく急登がありますが、道はよく整備されていて、20分ほどで尾根筋に登りつくことができます。

太尾山尾根道
太尾山尾根道

さらに尾根筋を登ると、盗人岩(ぬすっといわ)という展望が開ける岩場を経て、北城直下の曲輪に出ます。太尾山城は南北二つの主郭を持ち、このような作りを一城別郭と呼ぶそうです。

盗人岩
盗人岩
曲輪跡
曲輪跡

北城はこの曲輪のすぐ南にありますが、斜面は非常に急で切岸となっているようにも見えます。道はこの急斜面を避け、東側を周り込み、北城の主郭がある太尾山山頂へは南側から登るようになっています。

太尾山城 北城主郭
太尾山城 北城主郭

北城の主郭は広くなっており、土塁がはっきりと残っています。

太尾山城土塁
太尾山城土塁

北城から南城へは尾根道ですが、いくつかの曲輪状のところと、堀切で区切られています。特に南城手前の堀切は、かつては通路としても使われていたのか、掘り込みが深く、良い状態で残っています。

太尾山城南城直下の堀切
太尾山城南城直下の堀切

堀切から往復する南城の主郭は北城ほど広くなく、細長くなっています。

太尾山城 南城主郭
太尾山城 南城主郭

堀切に戻って東に向かうと番場宿へ出られるそうですが、ここは道を西側に取り、米原に降ります。降り立つのは湯谷神社で、湯谷神社からの道の方が本来の登城路という説もあります。

湯谷神社
湯谷神社

湯谷神社から米原駅までは10分かかりません。北国街道沿いのイタリアン・カフェ、cafe du MBFでランチでも食べましょう。

cafe du MBF
cafe du MBF

集合場所

JR米原駅東口が集合場所、出発点になります。

行程とコースタイム

このコースはJR米原駅から歩き始め、青岸寺の見学を含めて2時間ほどです。登山道は整備されていて、道に迷うようなところもありません。

昼食

米原駅の周辺と、北国街道の周辺に数軒のレストランがあります。

トイレ

青岸寺と湯谷神社にトイレがあります。ハイキング・コースの途中にはありません。

持ち物と服装

軽登山の服装がお勧めです。スニーカーで登れない山ではないですが、ハイキングシューズか軽登山靴がお勧め。

ハイキング適期

大雪でない限り、年中訪れることができます。

近隣の見どころ

北陸道から深坂道を通って蓮華寺のある番場宿までは1時間かかりません。時間があれば米原から往復もできますし、そのまま醒井宿へ抜けることもできます。また方角はちょっと違いますが、善光寺岩屋善光堂がある岩脇山も米原駅から徒歩30分ほどです。

Post Author: ガイドマスター