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京都ウォーキング 南禅寺、永観堂、金戒光明寺、真如堂、哲学の道、法然院、銀閣寺

    このウォーキングコースは、南禅寺から永観堂を経て、そのまま哲学の道を北上するのではなく、西に向かいます。あまり知られていない金戒光明寺真如堂(真正極楽寺)を見学してから東に戻り、哲学の道を経て法然院銀閣寺と訪ねます。6㎞ちょっとの距離のウォーキングコースですが、それぞれの寺院での拝観を考えると、1日かけてゆっくりと回りたいコースです。

    南禅寺の最寄り駅は地下鉄東西線の蹴上駅です。駅から南禅寺までは徒歩で10分ほど。道中にも寺社が並んでいますから、ゆっくりと散策しながら歩きましょう。

    南禅寺は1291年に亀山法皇が大明国師を迎えて開創された寺院で(南禅寺の歴史についてはこちらを参照)、禅宗においてはもっとも格式のある寺院とされています。境内に入ってまず重要文化財である三門の大きさに驚きます。歌舞伎の石川五右衛門が「絶景かな~」と大見得を切るのがここです。

    南禅寺三門
    南禅寺三門(11月撮影)

    南禅寺の拝観は、三門方丈庭園南禅院の三ヵ所が有料となっています。境内には有名な水路閣(疎水)が通っていて、彩を添えています。

    南禅寺水路閣
    南禅寺水路閣(11月撮影)

    永観堂

    南禅寺からすぐのところにあるのが永観堂で名高い禅林寺。平安時代に藤原関雄の東山山荘であった場所に、853年に真紹(空海の弟子)が買い取って五智如来を安置したのが始まりだそうです。禅林寺・永観堂の歴史はこちらを参照してください

    永観堂には見返り阿弥陀像(見返り観音)がまつられています。見返り阿弥陀像は撮影禁止なので写真はありませんが、美しいけど、思ったよりも小さいというのが正直なところ。

    永観堂からは、東方向に進みます。いたるところに京都らしい風情が感じられます。

    岡崎神社の脇の道を通り、南門から金戒光明寺に入ります。ここは京都の中ではさほど知名度はないかもしれませんが、浄土宗の七大本山の一つで、1175年に法然が建立したと伝えられているそうです。幕末には京都守護職を仰せつかった会津藩の本陣となり、新選組なども出入りしていたそうです。

    金戒光明寺は何度も火災にあったためか、文化財の数はさほど多くありません。建物では1633年建立の文殊塔(三重塔)が唯一重要文化財です。ただ、取材に訪れた時には、内部で伊藤若冲の作品が何点か展示されていましたので、若冲が好きな方は要チェックです。

    金戒光明寺の庭園は紅葉の隠れた名所です。

    金戒光明寺から真如堂への細道は、秋には知る人ぞ知る紅葉ウォークが楽しめる道だそうです。金戒光明寺の北側にあり、朱塗りの門が目を引く栄摂院は金戒光明寺の塔頭の一つ。徳川家康の家臣で、後に井伊直政に従い彦根藩の家老になった木俣守勝(墓所は金戒光明寺)が1589年に創建しました。栄摂院は紅葉の時期だけ庭園を公開しています。小さなお寺ですが、紅葉の時期にはここは必見。

    金戒光明寺の北門を抜けると、その先にすぐ真如堂。正式名称は真正極楽寺です。比叡山延暦寺を本山とする天台宗の寺院で、984年開山です。通称の真如堂は本堂のことを指します。本堂は江戸時代の再建で、重要文化財。本尊の阿弥陀如来立像は平安時代の作で、重要文化財です。年に一度、11月15日にだけ開帳される秘仏です。

    真如堂には枯山水の涅槃の庭と、モダンな随縁の庭があり、楽しめます。

    真如堂からは東に向かい、哲学の道に出ます。哲学の道は紅葉よりも、花の時期がお勧めです。お茶をしているのは哲学の道沿いにある喫茶Pomme(ポム)

    法然院

    銀閣寺に至る手前で哲学の道を離れ、東側の山沿いに入ると法然院があります。江戸時代初期、1680年の創設。法然院の由来は以下です。後鳥羽上皇は後に承久の乱をおこし、隠岐に流された人ですね。法然の弟子の弟子の安楽・住蓮の名を冠しそして松虫・鈴虫をまつる住蓮山安楽寺は、法然院の少し南にあります。時間があれば法然院の前に立ち寄りも可能です。

    鎌倉時代の初め、専修念佛の元祖法然房源空上人は、鹿ヶ谷の草庵で弟子の安楽・住蓮とともに、念佛三昧の別行を修し、六時礼讃を唱えられた。1206年(建永元)12月、後鳥羽上皇の熊野臨幸の留守中に、院の女房松虫・鈴虫が安楽・住蓮を慕って出家し上皇の逆鱗に触れるという事件が生じ、法然上人は讃岐国へ流罪、安楽・住蓮は死罪となり、その後草庵は久しく荒廃することとなった。江戸時代初期の1680年(延宝8)、知恩院第三十八世萬無和尚は、元祖法然上人ゆかりの地に念佛道場を建立することを発願し、弟子の忍澂和尚によって、現在の伽藍の基礎が築かれた。

    http://www.honen-in.jp/HONEN-IN-001.html

    法然院も紅葉の名所です。伽藍内部は春秋の2回特別公開されます。法然院には谷崎潤一郎や東洋学者の内藤湖南、河上肇などの墓地があるそうです。

    法然院から哲学の道に戻って北上し、銀閣寺へ。銀閣寺の正式名称は東山慈照寺で、相国寺の塔頭の一つです。室町幕府第八代将軍の足利義政が造営した山荘、東山殿が銀閣寺の元になっています。銀閣寺はあまりにも有名ですから、くどくど説明する必要はないでしょう。

    銀閣寺からの帰路は、銀閣寺道からバスに乗るのが一般的です。