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銀閣寺に至る手前で哲学の道を離れ、東側の山沿いに入ると法然院があります。江戸時代初期、1680年の創設。法然院の由来は以下です。後鳥羽上皇は後に承久の乱をおこし、隠岐に流された人ですね。法然の弟子の弟子の安楽・住蓮の名を冠しそして松虫・鈴虫をまつる住蓮山安楽寺は、法然院の少し南にあります。時間があれば法然院の前に立ち寄りも可能です。

鎌倉時代の初め、専修念佛の元祖法然房源空上人は、鹿ヶ谷の草庵で弟子の安楽・住蓮とともに、念佛三昧の別行を修し、六時礼讃を唱えられた。1206年(建永元)12月、後鳥羽上皇の熊野臨幸の留守中に、院の女房松虫・鈴虫が安楽・住蓮を慕って出家し上皇の逆鱗に触れるという事件が生じ、法然上人は讃岐国へ流罪、安楽・住蓮は死罪となり、その後草庵は久しく荒廃することとなった。江戸時代初期の1680年(延宝8)、知恩院第三十八世萬無和尚は、元祖法然上人ゆかりの地に念佛道場を建立することを発願し、弟子の忍澂和尚によって、現在の伽藍の基礎が築かれた。

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法然院も紅葉の名所です。伽藍内部は春秋の2回特別公開されます。法然院には谷崎潤一郎や東洋学者の内藤湖南、河上肇などの墓地があるそうです。