京都ウォーキング 金閣寺・わら天神・平野神社・北野天満宮

このウォーキングコースは、ポピュラーな金閣寺北野天満宮との間で寄り道をしながら歩きます。最後は西大路通りに出ればバスが拾えますし、京福電鉄の北野白梅町駅も近いです。総延長は4km強ですから、寄り道をしても半日あれば歩けます。


金閣寺の最寄りのバス停は、西大路通りにある金閣寺前バス停です。京都駅や他のメジャーな駅からの運航本数はかなり多いですから、さほど乗車時間等は気にしなくても良いと思います。

金閣寺は朝9時に開門しますので、できる限り早く行かれることをお勧めします。朝一番だと混んでいないですし、朝日を浴びる金閣寺はきれいです。

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コースの見どころ

金閣寺の正式名称は鹿苑寺ですが、舎利殿の「金閣」が良く知られているため、通称で金閣寺と呼ばれています。銀閣寺同様に相国寺の塔頭寺院の一つです。室町幕府の三代将軍足利義満が公家の公卿、西園寺公経の別荘を譲り受け、極楽浄土を表現するために造営したと言われています。寺院になったのは足利義満の死後のことで、開山は夢窓疎石(夢窓国師)です。

朝日を浴びる金閣寺
朝日を浴びる金閣寺

金閣寺を出たら、きぬかけの路を龍安寺方面に少し進み、そこから南下して西大路通りに出ます。最初に訪れるのは敷地神社で、通称がわら天神です。バス停も「わら天神前」なので通称の方が一般的なのでしょう。(わら天神宮の公式Facebook

わら天神宮の祭神は「木花開耶姫命(コノハナノサクヤヒメ)」で、安産にご利益があるそうです。写真左側が本殿で、右側は伊勢、石清水、賀茂、松尾、稲荷、春日の六社をまとめてまつる「六勝神社」だそうです。

わら天神
わら天神

わら天神の境内には綾杉明神があります。この根本だけになった杉は、清少納言の父親で三十六歌仙の一人、清原元輔が綾杉を詠んだ歌が、拾遺和歌集にあります。

「生ひ繁れ平野の原の綾杉よ 濃き紫に立ちかさぬべく」

綾杉は明治時代に暴風で根元から折れてしまったそうで、残った根元部分が保存され綾杉明神として祀られています。

綾杉明神
綾杉明神

わら天神を出て道の反対側にある和菓子屋さんが笹屋守栄。季節限定かもしれませんが、ここのヨモギ大福はお勧めです。2個700円とスーパーで売られているヨモギ餅とは値段が違いますが、価値があります。

笹屋守栄
笹屋守栄

続いて向かうのは平野神社公式サイトはこちら)。平野神社はさくらで有名ですが、さくらの木の多い庭園への入場は花の頃には有料になります。本殿(重要文化財)周辺は通年無料です。平野神社の起源は古く、平城京内に造営されていたものが、平安遷都と共に京都に移されたそうです。

平野神社
平野神社

平野神社から北野天満宮へは平野神社東側の鳥居からまっすぐ東に向かいます。すぐに北野天満宮の北側に出ます。北野天満宮へは北門あるいは東門(重要文化財)から入ることができます。北野天満宮は梅の時期か紅葉の頃に訪ねるのが良いそうです。(北野天満宮公式サイトはこちら

北野天満宮東門
北野天満宮東門

天神さんとして有名な北野天満宮は、全国にある天満宮、天神社の総社です。創建は947年にさかのぼり、ご存じ菅原道真が祀られています。

まず目を引くのが三光門。桃山時代のもので重要文化財です。掲げられている「天満宮」の文字は後西天皇によるもの。

そして北野天満宮の本殿は国宝です。複雑な形状をしており、拝殿と一体になっているのでしょうか。

北野天満宮の敷地内には、豊臣秀吉が造った御土居の遺構も残っています。御土居は御所や二条城などを含めて広い範囲を囲む大きな土塁です。御土居で唯一この辺りにだけ切石を使った暗渠(水抜き)が設けられていて、貴重な遺構だとか。

北野天満宮の御土居
北野天満宮の御土居

北野天満宮の拝観を終えたら、南に向かい楼門、一の鳥居をくぐります。天満宮の東側を通る御前通には天神豆腐で有名な、北浦豆腐店があります。昔ながらの間口の狭いお店です。京都の老舗はこんな感じのところが多いです。

北浦豆腐店
北浦豆腐店

ここからさらに御前通を南に向かって進むと、一条妖怪ストリート(大将軍商店街)があります。かつてこの辺り一条通を付喪神と呼ばれる妖怪たちが行進したと言われる伝説に基づいて、妖怪ストリートと名付けたとか。ところどころに妖怪の人形が置いてある以外、普段は普通の商店街です。その中でお勧めの店は、懐かしいお菓子を売る斉藤菓舗と、パイがおいしい手作りパンの店マイスターです。

妖怪ストリートには、地域の名前になっている大将軍八神社があります(公式サイトはこちら)。かつて平安京を造営した時に、陰陽道に則って厄災を防ぐため、御所の北西角の天門に星神 「大将軍堂」を建てたとか。

大将軍八神社から西に向かえばすぐに西大路通りに出て、代将軍バス停あるいは北野白梅町駅を利用できます。

近隣の見どころ

時間的に余裕があれば、龍安寺から金閣寺までのウォーキングを含めることもできます。この場合は、龍安寺から歩き始めるか、北野天満宮から始めて龍安寺まで歩くことになります。

Post Author: ガイドマスター