彦根 天寧寺五百羅漢、清凉寺、龍潭寺、大洞弁財天(ハイキング・コース)

評価 :4/5。

観光客が行かない彦根の魅力を探ることができるハイキング・コースです。訪れる寺社は興味深く、歩く距離も適切です。ただ、ほとんどが車道歩きですので、その分減点です。


彦根と言うと、彦根城や城下町、日本庭園の玄宮園などが有名で、観光客はほぼ彦根城周辺、つまりは彦根駅の西側に集中しています。一方彦根駅の東側には、東山と呼ばれる山地が広がっており、石田三成の居城であった佐和山城があった佐和山を含めた低山となっています。

この低山の麓には、なかなか趣のある社寺が点在しており、歩いて回るのにちょうど良いコース設定ができます。石田三成亡き後、佐和山城には井伊家が入り、のちに彦根城へと移りましたが、そのため佐和山城周辺に井伊家ゆかりの寺院が集中することになったようです。

ここでは彦根駅の東口を出て歩き始め、天寧寺五百羅漢、清凉寺、龍潭寺大洞弁財天をまわって彦根駅の西口に戻ってくるコースを紹介します。これらはすべて彦根藩主であった井伊家ゆかりの寺院です。

コースの見どころ

天寧寺は彦根藩主井伊家ゆかりの寺で、五百羅漢像は必見です。拝観料が必要です。五百羅漢像の360度画像です。上下左右に動かしてみることや、拡大表示することができます。

天寧寺から清凉寺に向かう間には、仙琳寺石田三成の屋敷跡などもあります。屋敷跡は今はもう見るべきものはありません。

石田三成屋敷跡
石田三成屋敷跡

清凉寺は彦根藩井伊家の菩提寺で曹洞宗の格式ある寺です。寺の裏手に井伊家代々の墓地があります。

彦根清凉寺

龍潭寺(りょうたんじ)は佐和山城へ登る登山道の起点にもなっている寺院です。臨済宗妙心寺派の寺院で、別名だるま寺。庭園の他、桃山時代の障壁画などを見学できます。拝観料が必要です。

龍潭寺山門
龍潭寺山門

元々の龍潭寺は、女城主井伊直虎が出家した遠州の寺です。関ケ原の合戦で活躍した井伊直政が佐和山城主になった時に、彦根に近い佐和山山麓の現在の場所に移築しました。遠州の龍潭寺も現在も存続しているようです。

大洞弁財天は彦根城の東北(表鬼門)にある真言宗醍醐派の寺院で、正式には長寿院といいます。日本三大弁財天といわれる弁財天坐像があることから、地名と組み合わせて通称を大洞弁財天と呼びます。建物が素晴らしいです。

集合場所

JR彦根駅東口が集合場所、出発点になります。

行程とコースタイム

このコースはJR彦根駅から歩き始め、見学を含めて4時間ほどです。大洞弁財天の石段を除き、すべて舗装された道を歩きます。

昼食

彦根駅の東側には飲食店がほとんどありません。早めに出発して、駅の西側で遅めのランチを取ることがお勧めです。あるいは、天寧寺の五百羅漢を見た後で、一旦駅の西側に出てランチを取り、その後コースの残りへと向かうのも良いかもしれません。距離が短めのコースですし、駅からもさほど遠くありません。

トイレ

彦根駅の改札内にあります。道中は途中の東山公園と龍潭寺の駐車場に公衆トイレがあります。

持ち物と服装

街歩きの服装で大丈夫です。靴はスニーカーを勧めます。

ハイキング適期

年中訪れることができますが、夏の暑い時期と降雪がある時は避けるほうが良いでしょう。

秋には紅葉が見られますが、さほど大したことはありません。

近隣の見どころ

頑張れば彦根城、玄宮園などを訪れることができます。

また健脚者なら天寧寺から佐和山城跡のある佐和山を経由して、龍潭寺に出ることもできます。あるいは大洞弁財天を見学してから佐和山経由で彦根駅に戻るのも可です。佐和山に立ち寄るには時間的には2時間余分に見れば十分です。龍潭寺から佐和山へ登るハイキング・コースを参考にしてください。

Post Author: ガイドマスター