コンテンツへスキップ

中山道 中津川宿から大井宿(恵那)(ハイキング・コース)

このハイキング・コースは、JR中津川駅から中津川宿の中心部を抜け、農村地帯を通る中山道を歩き、恵那市街の大井宿に至るコースです。ゴールはJR恵那駅です。ルート上に有名な社寺や史跡などはありませんが、点在する石仏、起伏のある曲がりくねった道など、往時をしのぶのには良いコースです。すべて舗装道路を歩きますが、交通量の多いところはありません。

全行程は13kmほどのコースですから、歩くだけでも4時間ほどかかります。資料館や美術館の見学、ランチなどを考えると5~6時間は必要となるコースです。

このコースのマップはこちら

コースの見どころ

JR中津川駅前の道を直進し、暫く進むと中山と交差します。左(東)へ進むと馬籠宿、右(西)へ進むと大井宿です。大井宿方向に曲がると、ところどころに古い建物がまじる商店街になります。

中津川宿
中津川宿

このあたりを少し入ったところに、桂小五郎 隠れ家がありますが、今は案内板だけです。このあたりにかつて「やけ山」という料亭があり、幕末の1862年、桂小五郎(後の木戸孝允)は長州藩主の毛利慶親と3日間にわたり密会しました。「中津川会談」あるいは「中津川会議」と呼ばれているそうです。この結果、長州藩は藩の方針をそれまでの公武合体から、尊王攘夷に変換したと言われています。長州藩の方針変更の結果が日本のその後の歴史を大きく動かしたわけです。そんなことが中津川でおこなわれたんですねえ。

暫く進むと中津川市中山道歴史資料館。中津川宿の本陣跡、脇本陣跡のあったあたりにあります。資料館には中津川会談など歴史資料の他、歌川広重等による浮世絵木曽海道六十九次の展示もあります。時間があったら立ち寄ることを勧めます。

資料館と道を挟んで建つのが中津川村庄屋跡。うだつの上がる古民家です。中津川は江戸時代尾張藩の支配下にありましたが、実際には町民による自治に近かったとか。庄屋さんなどが実務を担っていたようです。

中津川村庄屋跡
中津川村庄屋跡

しばらく進むと宿場町の端には付き物の枡形。このあたりが最も中津川宿の名残をとどめているようです。中津川宿の枡形の解説はこちら

中山道は次第に農村地域を通るようになります。高札場や東山道坂本宿の石碑などなど細かい史跡がいくつもあります。

坂を登ると、そこには石像が並んでいますが、その中にあるのが双頭一身道祖神。この脇から北に向かう道は苗木道と呼ばれ、かつては苗木城の方に向かっていたそうですが、今は途中で途切れています。

中山道は一部が高速道路建設に伴って失われていますが、迂回路は設けられていて、道に迷うことはありません。やがて六地蔵石憧。六角柱に六地蔵が彫られたものです。

六地蔵石憧
六地蔵石憧

農村風景の中をひたすら歩きます。所々に馬頭観音や道標、などなど。この近くには将来リニアが通るとか。

やがて将監塚と呼ばれる小さな宝篋印塔。これは岡田将監善同の墓と言われています。岡田将監は織田信長、そして加藤清正に仕え、江戸時代には2代目の美濃代官になり、名古屋城築城の際の木素材持出奉行としてこのあたりに駐在していたそうです。

将監塚と呼ばれる小さな宝篋印塔
将監塚と呼ばれる小さな宝篋印塔

歩いて行くと、辺りは栗畑。このあたりは栗の名産地です。

栗畑
栗畑

そしてまたまた馬頭観音。頭が立派な馬頭観音です。このハイキング・コースはいたるところに馬頭観音があります。

馬頭観音
馬頭観音

続いて、坂本観音様と呼ばれるお堂に収められた馬頭観音。1745年の銘があるそうです。あまり風雨にさらされていたようには見えませんね。

坂本観音様
坂本観音様

旧茄子川村に入ると小休所跡と呼ばれる大きな屋敷。加賀前だけの重臣篠原家の分家がここに移り住んだそうです。幕末の和宮や明治天皇も中山道を通った時にこの屋敷で休息したとか。脇にある常夜燈のところからは、遠州に向かう秋葉道が分岐しています。

風情のある道を進みます。道はこの辺りから恵那市に入ります。

やがて少し長い坂道。甚平坂と呼ばれています。坂の上には展望の利く甚平坂公園があり、この辺りが歌川広重中山道六十三次大井宿に描かれた場所だとか。また馬塚犬塚と呼ばれる塚があります。甚平は根津甚平是行のことで、源頼朝の御家人だったとか。

甚平坂から下りに入ると、東側の山手に根津甚平祖霊社があり、甚平の墳墓か供養塔と思われる関戸宝篋印塔が祀られています。鎌倉時代のもので、岐阜県では最大級の宝篋印塔だそうです。

関戸宝篋印塔
関戸宝篋印塔

やがて大井宿に入り、寺坂というところに上宿の石仏群。実際には石碑あるいは石塔が多いですが。

上宿の石仏群
上宿の石仏群

中山道は明智鉄道の下をくぐります。背の高い車は通行できませんね。

明智鉄道
明智鉄道

すぐ先には多い宿の桝形。重要な建物群があるあたりで中山道は何度も曲がっています。

恵那駅に行く前に中山道広重美術館によりましょう。歌川広重の浮世絵がたくさん見られるかと思ったら、取材の時には葛飾北斎展をやっていて、北斎の絵ばかりが展示されていました…

中山道広重美術館からJR恵那駅までは徒歩3分ほどです。

集合場所

JR中津川駅が集合場所、出発点になります。ゴールはJR恵那駅です。

行程とコースタイム

このコースはJR中津川駅から歩き始め、見学を含めて5時間ほどです。13km歩きます。全体的に緩い起伏のある舗装道路です。

昼食

道中に数は限られますがレストランが数件あります。取材時にはかわせみというお店を利用しました。老夫婦が古くから営む定食屋さんで、以前は天ぷら屋さんだったとか。(かわせみの位置をGoogle Mapで確認

トイレ

彦根駅の改札内にあります。道中は途中の公園に公衆トイレがあります。

持ち物と服装

街歩きの服装で大丈夫です。靴はスニーカーを勧めます。

ハイキング適期

年中訪れることができますが、夏の暑い時期と降雪がある時は避けるほうが良いでしょう。

近隣の見どころ