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大矢田神社から天王山・誕生山(ハイキング・コース)

    紅葉で有名な岐阜県美濃市の大矢田神社を訪問。背後の天王山へ登り、誕生山で縦走します。500m台の低山ですが、結構急登があります。

    このコースのマップはこちら


    コースの見どころ

    JR岐阜駅前のバスターミナルからバスに乗り、大矢田神社前で下車。ここから大矢田神社までは一本道です。やがて鳥居をくぐると大矢田神社の楼門。この楼門は仁王門です。

    大矢田神社
    大矢田神社

    1723年に建てられたこの仁王門は美濃市の指定文化財ですが、なぜ神社に仁王門?と思ったら、現在の大矢田神社一帯には716年泰澄大師による開基の天王山禅定寺という寺院があったそうです。寺院に先立って建速須佐之男命を祀った祠があったそうですが、明治の廃仏毀釈の時に仁王門を残して仏教の建物は取り壊されたとか。

    結果として1671年と1672年に建てられた本殿と拝殿(国の重要文化財)が現在の大矢田神社と改名されて現在に至ったとか。

    大矢田神社の紅葉

    大矢田神社周辺にはヤマモミジが多く、京都の寺社のように見事な紅葉が植えられているわけではありませんが、自然のグラデーションが楽しめます。ただ、紅葉のエリアは意外に狭く、大矢田神社の社殿周辺に限られるようです。

    大矢田神社周辺の紅葉
    大矢田神社周辺の紅葉

    拝殿に向かって左側に登山道の入り口があります。特に標識などがあるわけではありません。道はすぐに急登で、基本的に尾根をたどっていきます。一本調子で登って行くと、やがて天王山の山頂。ところどころに岩場もありますが、それがこの山が修験者を惹きつけた理由でしょう。山頂からは、関方面が一望できます。反対側を見ると、板取川の流域も眺められます。時間的には山頂でお弁当でしょう。

    天王山からの眺望
    天王山からの眺望

    天王山頂上からは、誕生山を目指して尾根を縦走します。天王山から少し下ると、明らかな山城の堀切が。このあたりには戦国時代に天王山城という山城があったそうです。遺構はこの辺りの尾根上に分布しているそうですが、登山道からは堀切以外はっきりとはわかりませんでした。

    天王山城の大堀切
    天王山城の大堀切

    しばらく緩い上り下りが続き、白山というピークを通り過ぎますが、特に標識なども出ていません。その後、道は急な下りとなり、そして急な登り返しとなります。登り切ったところが誕生山。電力会社の反射鏡と、展望台があり、美濃市方面の眺めは申し分ありません。下の写真左側が美濃市街です。川は長良川。

    誕生山からの眺望
    誕生山からの眺望

    誕生山からは、東洞ルートを下ります。途中から沢道になりますが、誕生山山頂付近に祀られていた社への参拝道だったようで、歴史的なものがちらほら。おみたらしという水場は、参拝の折の禊の場、手水所として使われていたとか。この水場は古事記日本書紀に出てくる喪山神話に関連したものとされています。喪山神話の場所としては、垂井の喪山古墳とする説もあります。喪山神話についてはこちら

    道を下っていくと、やがて駐車場、そしてJAの施設からゴルフ場を抜けて、日本トムソン前バス停に至ります。ここからJR岐阜行きのバスがありますが、本数が少ないので要注意。場合によってはもう少し歩いて美濃市街にあるバス停を利用しても良いかもしれません。また、日の長い時期であれば、誕生山から長良川沿いの前野に出る道があるので、そちらをたどり、美濃の町へ出るのも一興です。

    集合場所

    JR岐阜駅が集合場所で、そこから岐阜バスでの移動になります。帰路も岐阜バスを利用します。

    行程とコースタイム

    このコースは小谷田神社前バス停から歩き始め、見学を含めて5時間ほどです。山道が多いです。

    昼食

    バス停から小谷田神社へ向かう途中に1軒だけ飲食店がありますが、時間的に中途半端になるので弁当を用意するほうが良いでしょう。

    トイレ

    小谷田神社を出ると、途中トイレはありません。バス停周辺にもトイレはないので注意が必要です。

    持ち物と服装

    軽登山の服装が必要です。靴は軽登山靴かトレッキングシューズを勧めます。

    ハイキング適期

    年中訪れることができますが、夏の暑い時期と降雪がある時は避けるほうが良いでしょう。

    近隣の見どころ

    美濃の町が近いですが、バスの便が良くないので、立ち寄るのは難しいかも。