犬山ウォーキングの入門コースです。犬山城下町や犬山城は素晴らしい。お店やミュージアムも多く、楽しめます。ただ距離が短いためウォーキングとしては物足りなく、周辺の犬山ウォーキング・コースと組み合わせたいところ。このサイトで紹介している犬山周辺のウォーキング・ハイキングのコースはこちら。
名鉄犬山駅から歩いて犬山の城下町を訪ね、犬山城に登城。木曽川べりをウォーキングして名鉄犬山遊園駅へ抜けるウォーキング・コースです。楽しい街歩きと、グルメ、国宝犬山城と天守閣からの景観、そして日本庭園有楽苑も楽しめます。犬山駅から犬山七福めぐりのウォーキングはこちらに紹介してあります。
犬山ウォーキング・コースの見どころ
名鉄犬山駅を降りたら、駅前の道を進みます。しばらく歩くと右側に本町通り。これが城下町のメインストリートであることは一目見ればわかります。休日はとても賑やか。人を避けるなら平日に訪れたいところです。なお本町通りは車も通行するので要注意。
犬山の城下町には、見学できる古い町屋、飲食店、土産物店、ミュージアムなどが軒を連ねています。
その中で知る人ぞ知るのが本町通りから逸れて魚新通りを東へ進んだところにある岩井本店菓子舗。和菓子屋さんですが、ここのわらび餅は絶品です(食べログで評判を見る)。
犬山は犬山祭りで有名で、祭りの山車や、山車飾りのからくり人形を展示するミュージアムも楽しいです。
犬山城下町の突き当り、犬山城のある山のすそ野には大きな神社が二つ。一つは尾張五社に数えられる針綱神社で、有名な犬山祭りは針綱神社の祭礼です。
もう一つは三光稲荷神社。こちらは縁結びの神様として有名です。
三光稲荷神社前のさくら茶屋は田楽が人気。この日は豆腐田楽を頂きました(食べログで評判を見る)。
さくら茶屋の先、細い道を挟んだところに犬山神社がありますが、犬山神社には犬山城主であった成瀬氏が祀られているそうです。犬山神社には三光稲荷神社のようなにぎやかさはまったくなく、ひっそりとしていて見過ごしてしまいそうです。
犬山城天守閣は多分現存する天守閣の中では日本最古。5つしかない国宝の城の一つで、日本100名城の一つです。犬山城に入城するには入場登閣料が必要です。
犬山城天守閣からの眺めは雄大です。かつて木曽川が物流に使われていた頃、なぜ犬山が要衝で城が造られたかがわかります。
針綱神社を正面に見て右手に下る道を行き、橋を渡ったところにあるのが茶処玉冨久。ここでは抹茶と和菓子を楽しむことができます。城下町の中にあるお店よりは空いています。
犬山ウォーキングですから、もう少し歩きましょう。犬山城近くにある日本庭園の有楽苑(うらくえん)。国宝の茶室如庵があり、重要文化財の書院でお茶とお菓子を楽しむこともできます。写真は梅雨の頃ですが、四季折々楽しめます。如庵は織田信長の実弟、有楽斎として知られる茶人の織田長益が作ったものです。最初は1618年に京都の建仁寺に建てられたものが、明治以降は各地を転々とし、1972年に現在地に落ち着きました。
さてあとは木曽川に出て、堤防を犬山遊園駅に向かってウォーキングを楽しみます。振り返ると犬山城がきれいです。
犬山ウォーキングの集合場所
名鉄犬山駅が集合場所、出発点になります。逆回りの場合は名鉄犬山遊園駅です。
犬山ウォーキングの行程とコースタイム
この犬山ウォーキングのコースは犬山駅から歩き始め、歩くのは正味2時間ほどですが、見学やお茶、食事に時間をかけたいです。すべて舗装された道を歩きます。
昼食
犬山駅前から犬山城城下町のあたりに無数の飲食店があります。犬山遊園駅の周辺には喫茶店くらいしかありません。
トイレ
犬山駅、針綱神社の前、犬山城などにあります。
持ち物と服装
街歩きの服装で大丈夫です。靴はスニーカーを勧めます。
犬山ウォーキング適期
年中訪れることができます。
近隣の見どころ
犬山の紅葉寺として知られる寂光院は名鉄犬山遊園駅から徒歩20分ほどです。紅葉の時期以外はあまり面白くないですが。もう少しウォーキングをしたい方は、桃太郎神社まで足を延ばすと良いでしょう。