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佛心水は中山道醒井宿近く、一色地区にある井戸です。かつて旅人ののどを潤すために設けられたものだとか。醒井の数多い水源が近くの中山道沿いにありますから、なぜここに水場が必要だったのかはちょっと疑問ではありますが、下の説明にあるように馬頭観音と絡めて仏の庇護を得る、という意味合いがあったのでしょうか。

佛心水
佛心水

説明に書かれているのは以下です。

佛心水
仏教用語で「佛心」とは、仏のこころ、大慈悲(心)のことをいいます。
中山道 馬頭観音の近くにあり、街道を往来する馬の息災を祈願して、江戸時代後期に建立された馬頭観音に対して、この井戸には旅人ののどを潤すだけでなく、御仏の慈悲の元で旅の安全を祈願したような意味があると考えられます。
他に事例が見当たらないこと、中山道の要所にあることから、非常に貴重なものだと思われます。

佛心水脇の看板から引用

なお近くにある馬頭観音は、中山道沿いではなく、並行する国道沿いにあり、中山道からは見ることができません。佛心水から国道を見下ろした時に見える小さなお堂がそれです。