タグ: 若宮八幡神社(山中)
若宮八幡神社は、関ケ原の合戦において大谷吉継が陣を置いたところで、神社の上にある大谷吉継陣跡や、大谷吉継の墓に登る入り口にあたります。
若宮八幡という名のついた神社は日本に非常に多くあります。通常八幡神が祀られていますが、関ケ原の山中と藤下(とうげ)の二つの若宮八幡神社は祭神が異なっています。壬申の乱の時、近隣の藤古川をはさんで大海人皇子と大友皇子の両軍が対峙しました。大友皇子のいた川の西側、若宮八幡神社のある藤下・山中地区の住民は、大友皇子を支持したそうです。戦いの結果、大友皇子軍の負けとなりました。この地区の住民は大友皇子をこの神社に祀って霊を弔ったと伝えられています。このため、若宮八幡神社の祭神は大友皇子です。ちなみに、近くには大友皇子首塚と言われる場所もあります。
若宮八幡神社の参道は、JR東海道本線によって寸断されており、参道の中ほどに踏切がある、というユニークなものになっています。
若宮八幡神社の由来。弘文天皇という呼称は、明治時代になってからのもので、大友皇子が実際に皇位に付いたことがあったかどうかは不明だそうです。
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