番場宿 を訪ねるハイキング・コース ウォーキング・コース

中山道番場宿 鎌刃城から、竜宮山、八葉山、西坂山、地蔵峠(ハイキング・コース)

中山道の番場宿の東の山上に位置する鎌刃城跡から、尾根道をたどって竜宮山、八葉山、西坂山を経て、松尾寺山に近い地蔵峠まで縦走します。地蔵峠からは松尾寺の西坂参道を下り、再び中山道に出てJR醒ヶ井駅まで歩きます。史跡と山歩きの両方が楽しめるコースです。


鎌刃城は戦国時代の山城。続日本100名城にも選ばれています。尾根上に数多くの曲輪の跡や、堀切が残されています。

鎌刃城からは竜宮山、八葉山、西坂山と峰が連なっていて、整備された登山道があります。一部に急な登り下りがあるものの、快適な尾根歩きも楽しめます。

コースの見どころ

JR醒ヶ井駅あるいはJR米原駅から番場宿まで歩いても1時間弱ですが、取材の日はJR醒ヶ井駅からまいちゃん号を利用し、番場資料館まで行きました。ここで鎌刃城の情報も得られるはずですが、この日は閉館していました。

番場資料館
番場資料館

鎌刃城の登り口へは、番場資料館の右わきを抜けて裏手に出ると近道です。ここを抜けると殿屋敷遺跡の案内が。「殿屋敷なんて聞いたことないな」と思いつつ、すぐ近くですから見学に行ってみました。どうやら、屋敷跡が発掘された場所のようです。時期は13世紀末から15世紀初頭だそうで、番場宿が、中山道より古い、東山道の宿場だったころの施設だそうです。

番場宿殿屋敷遺跡
番場宿殿屋敷遺跡

鎌刃城へは、名神高速道路下をくぐっていくのですが、登山口の脇に地蔵堂と、「菅公の腰掛石」の標識が。菅公(かんこう)は菅原道真のことですが、894年に東山道を通り、この地で石に腰かけたのだとか。かつてはここに天満宮があったそうです。

番場宿 菅公の腰掛石
番場宿 菅公の腰掛石

続いて、鎌刃城に上る前に、番場城を訪れます。ため池がありますが、左に行くと鎌刃城への道、番場城へは右へ行き、尾根を目指します。この辺りはかなり湿度が高いようで、苔むした森が結構素敵です。

番場城への道
番場城への道

番場城は、鎌倉時代にこの辺りの地頭を務めた土肥氏の居城と考えられているそうですが、明確な資料はないようです。尾根上に小さな堀切が数本と、わりに狭い主郭があります。最近になって登山道が整備されたようで、迷うことなく上ることができます。

番場城主郭
番場城主郭

番場城からは、尾根伝いに直接鎌刃城を目指すこともできるようですが、道は踏みあと程度になるようなので、いったんため池のある分岐点まで戻って、鎌刃城を目指します。こちらからの登りが鎌刃城の大手口にあたります。

道は、まずよく手入れされた竹林を通ります。

鎌刃城登山道の竹林
鎌刃城登山道の竹林

やがて道は尾根に出ますが、尾根のところには「蓮華寺」の道標がありました。蓮華寺からも鎌刃城へ登る道があるようです。

しばらく登ると、鎌刃城の大堀切に出ます。大堀切は幅が25m、深さが9mもある大規模な堀切で、他の山城でもこの規模の堀切はあまり目にしません。鎌刃城は戦国時代の城で、当初は近江の京極氏と六角氏の争いの場となり、後には織田信長と、浅井長政のせめぎあいとなった城でした。そのためこのような大規模な防御施設が作られたのでしょう。城主の堀秀村は、当初浅井氏の家臣でしたが、後に織田方に寝返りました。1573年に浅井氏が滅亡、堀秀村も翌1574年に改易となったため、鎌刃城は廃城となったそうです。

鎌刃城大堀切
鎌刃城大堀切

鎌刃城の南側斜面には大石垣が残っています。

鎌刃城の大石垣
鎌刃城の大石垣

大堀切から一段上がると、曲輪が出てきます。この辺りには北大櫓があったとか。鎌刃城は主郭を中心にY字型の構造をしていますが、ここは北の曲輪に当たります。

鎌刃城の復元図
鎌刃城の復元図

北の曲輪の虎口がきれいに残っていますが、これは発掘されたものだとか。

鎌刃城北の曲輪の虎口
鎌刃城北の曲輪の虎口

曲輪をいくつも越えていくと、鎌刃城の主郭に出ます。主郭はかなりの広さがあります。

鎌刃城主郭
鎌刃城主郭

主郭の虎口もよく残っています。

鎌刃城主郭の虎口
鎌刃城主郭の虎口

主郭から南に向かうと、次第に痩せ尾根になり、こちらには曲輪は見られず、堀切が連続します。

鎌刃城南側の堀切
鎌刃城南側の堀切

しばらく快適な痩せ尾根歩きが続きます。

鎌刃城南部の痩せ尾根
鎌刃城南部の痩せ尾根

やがて道はいったん林道に出ます。林道50mほどで、竜宮山に登る尾根に取り付きます。竜宮山の斜面はかなり急ですが、岩がむき出しになっているところが多く、松尾寺山と同じ成り立ちであることを思わせます。

竜宮山の斜面
竜宮山の斜面

竜宮山は標高540m、琵琶湖の北のほうの眺望がきれいです。浅井氏の小谷城や、織田信長の軍が陣を置いた虎御前山など、一望にできます。眼下には番場宿や、太尾山なども見えます。

竜宮山からの眺望
竜宮山からの眺望

続いて登るのは八葉山。竜宮山から八葉山までは急な登り下りはなく、八葉山はむき出しの岩もないなだらかな山です。八葉山の標高は601mで、このハイキング・コースの最高地点です。

八葉山山頂
八葉山山頂

続いて登るのが西坂山。西坂山は530mですが、ここから地蔵峠へ下る道はそこそこ急な道です。

西坂山山頂
西坂山山頂

松尾寺山砦の直下が地蔵峠です。ここから松尾寺山山頂や、松尾寺廃寺へと向かう道が分岐しています。ここは、二つある松尾寺への参道の一つに当たり、峠には大日如来が祀られていて、その傍らには一本杉が生えています。地蔵峠という名ですが、実際にあるのは大日如来像なのですね。

地蔵峠の大日如来像
地蔵峠の大日如来像

西坂山から下りが続きますが、地蔵峠の手前でいくつかの堀切が出てきます。ここが松尾寺山砦です。松尾寺山砦は主郭部分も狭く、文献にも明確には登場しないため、一時的な施設と考えられています。

松尾寺山砦の堀切
松尾寺山砦の堀切

ここからは西坂の参道を下りますが、丁石(ちょういし)や石仏が残されています。

西坂参道の丁石
西坂参道の丁石

しばらく下ると、道を少しそれたところにえみの地蔵(咲の地蔵)。この地蔵は、文献だけで知られていたものが、最近になって発見されたものだそうです。

えみの地蔵
えみの地蔵

やがてのんびりした西坂の集落に出ます。車道に出たところには地蔵堂。たくさんの素朴な地蔵があるのは、関ケ原からこの辺りにかけての特徴ですね。

西坂の地蔵堂
西坂の地蔵堂

西坂からは、中山道を経由してJR醒ヶ井駅まで30分ほど。まいちゃん号西坂4停留所もすぐ近くです。

集合場所

JR醒ヶ井駅が集合場所、出発点になります。番場宿までは、米原市が運営する乗り合いタクシーのまいちゃん号の利用が便利です。JR米原駅からまいちゃん号を利用する場合は、米原駅(東口)の米原共通1停留所からが便利です。

行程とコースタイム

このコースは西番場の番場資料館から歩き始めます。全行程は10km、5時間ほどです。番場資料館の前にはまいちゃん号の停留所、西番場3があります。

昼食

途中に商店やレストランはありませんので、弁当の持参が必要です。

トイレ

道中にトイレはありません。

持ち物と服装

軽登山の服装をお勧めします。急な上り下りもあるので、靴は軽登山靴か、ハイキングシューズを用意してください。

ハイキング適期

早春から初夏、晩秋の紅葉の時期をお勧めします。梅雨から夏の間はヒルが出る可能性があります。

近隣の見どころ

番場宿の中の蓮華寺は時間があれば訪れたいところです。

また体力に余裕があれば、松尾寺山松尾寺廃寺もどうぞ。この場合、丹生川のほうに下山することも可能です。

Post Author: ガイドマスター

米原駅から番場宿、蓮華寺を経て醒ヶ井駅ハイキング・コース

基本的に車道歩きですが、交通量は少なく、静かな山里を歩くことができます。歴史的なスポットもあり、楽しめるコースです。


このコースは米原駅から旧北陸道(北国街道)のある米原宿に進み、中山道米原湊を結んだ物流のための道を、中山道の番場宿までたどります。番場宿では南北朝時代、元弘の乱で北条仲時らが自害した歴史のある蓮華寺を訪ねます。その後、中山道、中部北陸自然歩道を通って醒井宿・醒ヶ井駅へと向かいます。JR米原駅からゴールの醒ヶ井駅までは3時間ほどで行けるので、1日コースにするには、太尾山城などと組み合わせるのがお勧めです。番場宿から鎌刃城を往復するのも一案です。

コースの見どころ

米原湊は、江戸時代に中山道を通って行き来する荷物を、琵琶湖の水運とつなぐための重要な湊の一つでした。現在のJR米原駅が湊の跡地で、現在の市街地が広がる米原駅と琵琶湖の間は、干拓された土地です。米原湊の痕跡を示すものはほぼなく、米原駅東口に記念碑が立っているだけです。

米原湊の記念碑
米原湊の記念碑

かつての米原の中心はJR米原駅の東側、北国街道が通っているあたりで、米原は北国街道の宿場町の一つでした。JR米原駅から国道を渡ってしばらく進むと、かつての面影を残す北国街道に出ます。その先に青岸寺がありますから、参拝して青岸寺庭園を見学するのも良いでしょう。また10月ならば湯谷神社(ゆたにじんじゃ)の祭りもあるそうです。

米原の北国街道
米原の北国街道

ここでは、中山道との連絡路に入るために左折し、北国街道を北へ向かいます。すぐに左側にあるのが角田家住宅。「すみだけ」と読みます。江戸時代末期に建てられた町家で、米原宿の北国街道沿いではほとんど唯一江戸時代の面影を残す建物です。

角田家住宅
角田家住宅

米原宿内には地蔵堂がいくつかありますが、これは観光案内板にも載っている六角地蔵尊。関ケ原あたりから滋賀県北部にかけての地蔵は、「これ自然石じゃないの?」と思えるようなものも多く、さらにその数が無数と言えるほど多く、不思議に思っています。

米原宿内の地蔵堂
米原宿内の六角地蔵堂

六角地蔵尊のすぐ近くにあるカフェが「café du MBF」(食べログで評判を見る)。「カフェ」ですから、喫茶が主でランチにパスタくらいが出るのかと思ったら、イタリアンのコース料理も出す古民家レストランでした。

café du MBF
café du MBF

北国街道沿いにさらに進むと、米原市の文化財に指定されている「北陸道中山道分岐点道標」があります。左は北国街道を北上する道。右は江戸時代に開かれた、中山道番場宿への連絡路です。このハイキング・コースは右へと辿ります。

北陸道中山道分岐点道標
北陸道中山道分岐点道標

道をたどってすぐのところにあるのが、祭りの山車を保管しておく旭山組格納庫。毎年10月に湯谷神社の祭礼の時に山車が出るそうです。

米原曳山旭山格納庫
米原曳山旭山格納庫

この辺りの道は、いかにも旧街道といった趣。

中山道番場宿への連絡路
中山道番場宿への連絡路

更にしばらく進むと、両側に木立がある切通道になります。ここが深坂道。1611年に米原湊と中山道を直接繋ぐ物流のルートを確保するために作られたもので、この道と湊による物流が米原の発展の原点となりました。

深沢道
深坂道

深坂から先、道は山すそをぐるっと回りこむように東に向きを変えます。左側に米原高校がありますが、この辺りからも太尾山に登る道があるとか。標識は見かけませんでしたが。この辺りは中部北陸自然歩道にも指定されています。右側の山の斜面は雑木林が続き、時折出て来る地蔵堂が、古くからの道であることを示しています。

やがて道は開けた水田地帯に出ます。北を見ると伊吹山が見えます。ここから車道を離れて、未舗装の農道を歩いた方が足に優しいです。

東側には番場宿の向こうの山並みが見えていますが、ここは鎌刃城(かまはじょう)があったところ。写真右奥の方かと思います。東山道の時代から宿場だったという番場を見下ろす位置ですから、かつては交通の要衝を押さえる重要な城だったことでしょう。

番場宿・鎌刃城方面
番場宿・鎌刃城方面

水田を横切り、番場宿の西側の山すそにあるのが直孝神社。彦根藩の二代目井伊直孝を祀る神社です。

直孝神社
直孝神社

直孝神社の参道をたどり、番場宿の中を通る中山道に出ます。道を左に折れてすぐ蓮華寺

蓮華寺勅使門
蓮華寺勅使門

蓮華寺は聖徳太子が開いたという伝承のある古刹。1284年に当時の鎌刃城主土肥元頼一向上人を呼んで再建し、八葉山蓮華寺となったそうです。この時に鋳造された釣鐘は国の重要文化財。

蓮華寺の鐘楼
蓮華寺の鐘楼

南北朝時代には、元弘の乱の折に足利尊氏の寝返りによって京を追われた六波羅探題北方の北条仲時がここで行く手を阻まれ、蓮華寺本堂前で一族郎党432名が自害しました。北条仲時の墓は本堂右側の山中にあります。当時の住職が自害した人たちの名を記した「陸波羅南北過去帳」も国の重要文化財です。

北条仲時の墓
北条仲時の墓

蓮華寺に関連してもう一つ有名なのが番場の忠太郎。1930年に発表された長谷川伸の戯曲『瞼の母』(まぶたのはは)の登場人物です。長谷川伸は蓮華寺で自害した北条仲時一族の中に、子どもや若者が多くいたことに心を痛め、瞼の母を書いたとか。蓮華寺本堂の後ろには長谷川伸が寄進した忠太郎地蔵が立っています。ちなみに、架空の人物ですが番場忠太郎の供養塔まであります。

忠太郎地蔵尊
忠太郎地蔵尊

このほかにも、一向杉という杉の大木や、コウヤマキの大木、庭園、季節折々の花や紅葉など、蓮華寺は見所が沢山。

蓮華寺から鎌刃城へ直接登る道もあるようですが、登山口はわかりませんでした。お寺の人に聞く必要がありますね。

蓮華寺の拝観が終わったら番場宿の中を抜けて、中山道を醒井宿に向かいます。番場宿の中は、本陣、脇本陣、問屋場などのあった場所を示す石が置かれているだけで、当時の建物は皆無のようです。問屋場跡が多いのは、米原への分岐があったためでしょうか。

いくつかの集落を抜けて中山道を歩き、醒井宿が近づいたところ、国道の手前で右折し、中部北陸自然歩道をたどります。無論中山道沿いに歩いても良いのですが、この先国道を歩かねばならないところもあって、あまり面白くありません。

醒ヶ井への中部北陸自然歩道
醒ヶ井への中部北陸自然歩道

農村風景の中をたどると、醒ヶ井に入り、醒ヶ井駅はすぐです。番場宿から醒ヶ井駅までは1時間かかりません。番場宿で疲れた場合には、米原市のコミュニティバス、まいちゃん号も利用できます。事前予約が必要です。

集合場所

JR米原駅東口が集合場所、出発点になります。ゴールはJR醒ヶ井駅です。

行程とコースタイム

このコースはJR米原駅から歩き始め、見学を含めて4時間あれば十分です。ほぼ舗装された道を歩きます。番場宿で打ち切る場合には、米原市の乗り合いタクシー、まいちゃん号が使えますが、1時間前までの予約が必要です。

昼食

米原駅周辺で済ませてから出発するほうが良いでしょう。

トイレ

番場宿内の蓮華寺や公園、あとは醒井駅にあります。

持ち物と服装

街歩きの服装で大丈夫です。靴はスニーカーを勧めます。

ハイキング適期

年中訪れることができますが、車道歩きが長いので夏の暑い時期は避けるほうが良いでしょう。

近隣の見どころ

米原を出る前に太尾山城へ行くことができます。番場宿周辺で時間を取る場合は、六波羅山の北条仲時の五輪塔を探しに行くか、鎌刃城や番場城跡の訪問も良いでしょう。鎌刃城のハイキング・コースを参考にしてください。

醒ヶ井宿では、地蔵川沿いを散策するか、醒井宿資料館(旧醒井郵便局局舎)は、ヴォーリズが設計したものです。

また番場宿から醒井宿へ向かわずに、鳥居本宿へと向かい、中山道歩きを楽しむのも良いでしょう。鳥居本宿まで行けば近江鉄道鳥居本駅が利用できます。

Post Author: ガイドマスター

米原から善光寺岩屋善光堂、岩脇山を経て中山道、醒井宿(ハイキング・コース)

JR東海道線で米原駅から関ケ原・大垣方面に向かう時、左手を気を付けてみていると、岩山に作られた目を引くお堂があります。これが善光寺岩屋善光堂です。このコースでは、米原駅から歩き始め、善光寺岩屋善光堂を見学、その上の岩脇山(いおぎやま)に登ります。その後は近江の農村をぶらぶら歩いて中山道に入り、醒井宿まで向かいます。

このハイキング・コースは8㎞ほどですので、午前中あるいは午後に歩くことも十分可能です。

コースの見どころ

歴史はあるものの、あまり見どころはないコースかもしれません。

その中のハイライトは善光寺岩屋善光堂です。ご覧のように岩山に木組みを建て掛けて作られた上にお堂があります。掛け造りと呼ぶそうです。本堂には入ることもできます。ここは飛鳥時代の600年ころ、本田善光が後に長野善光寺の本尊となる、阿弥陀如来像を背負って信州に向かう途中、立ち寄ったとされるところです。

善光寺岩屋善光堂、背後は岩脇山
善光寺岩屋善光堂、背後は岩脇山

善光寺岩屋善光堂の背後、岩脇山(いおぎやま)の上から見た風景。低い丘のようなところで、登山と言えるほどのものではありません。岩脇山から琵琶湖方面を見ると、東海道新幹線がよく見えます。

ちなみに浅井氏に仕えていた今井氏の支族、岩脇氏の居館、岩脇氏館が岩脇山の北側にあったそうですが、遺構はありません。

善光寺岩屋善光堂の近くには、岩に大きな横穴が二つあけられています。これらは岩脇蒸気機関車避難壕で、第二次世界大戦中に米軍の空爆から機関車を隠すために掘られたそうです。

岩脇蒸気機関車避難壕
岩脇蒸気機関車避難壕

岩脇山からは、特に目立った見どころもない農村歩きが続きます。ただこのあたりの北を流れる天野川を挟むこの辺りは、箕浦古戦場にあたり、1531年には六角定頼浅井亮政(浅井長政の祖父)との間で箕浦合戦があり、浅井亮政が敗退しています。

途中通る寺倉という集落は、かつて室町時代には寺倉氏という一族が支配し、現在の槻倉(きそう)神社のあたりには寺倉城があったそうです。そうした面影は何もありませんが。

寺倉集落にある槻倉神社

寺倉集落からは国道沿いに出なければならないところがあり、歩いて楽しくありません。北陸自動車道を越えたら、国道歩きを避けて、中山道番場宿と醒井宿の間に出ます。ここからは中山道を30分弱歩くと醒井宿、醒ヶ井駅です。醒井宿までの道には、それなりに風情のある街並みが続きますが、一部歩道のない国道を歩かなければなりません。

醒ヶ井駅に近いところには壬申の乱の戦跡、横河の古戦場跡の看板があります。上丹生川の橋の近くですが、気を付けていないと見落としそうです。

集合場所

JR米原駅西口が集合場所、出発点になります。帰路はJR醒ヶ井駅からです。

行程とコースタイム

このコースはJR米原駅から歩き始め、見学を含めて4時間あれば十分です。岩脇山を除いてすべて舗装された道を歩きます。

昼食

ルート上には飲食店がありませんが、ルートを少しそれて国道へ出ると、何軒かの飲食店があります。ほとんどが車で国道を通る人向けの店で、あまり特徴のあるお店はありません。取材の時はバリバリジョニー米原インター店を利用しました。かなりヘビーです。道中ほかにお勧めのお店がないのが残念。

米原駅周辺で早目のランチを済ませてから歩くのも良いでしょう。その場合、駅の西側、北国街道沿いの Cafe du MBF がお勧めです。

トイレ

米原駅を出ると、醒ヶ井駅までトイレはありません。

持ち物と服装

街歩きの服装で大丈夫です。靴はスニーカーを勧めます。

ハイキング適期

年中訪れることができますが、夏の暑い時期と降雪がある時は避けるほうが良いでしょう。

近隣の見どころ

時間に余裕があれば、かぶと山のハイキングコースと組み合わせることもできます。

米原駅彦根駅醒ヶ井駅柏原駅などを起点とするコースと組み合わせることができます。米原駅の東には太尾山城という山城の跡もあります。

7月ごろに訪れるのであれば、醒ヶ井宿の地蔵川のバイカモを見ることができます。

また、以下のコースで紹介している訪問地を加えることも容易です。

Post Author: ガイドマスター