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十王水は中山道、醒井宿にある湧水です。平安中期に天台宗の僧浄蔵によりひらかれたとされています。そのため当初は浄蔵水と呼ばれていましたが、泉の近くに十王堂があったことから十王水と呼ばれるようになったそうです。では十王堂がどこにあるかと言うと、わかりませんでした。既になくなっているのかもしれませんね。
ちなみに十王堂の十王というのは、死後の世界をつかさどる十人の王のことだそうで、泰広王(不動明王)・初江王(釈迦如来)・宗帝王(文殊菩薩)・五官王(普賢菩薩)・閻魔王(地蔵菩薩) 変成王(弥勒菩薩)・太山王(薬師如来)・平等王(観音菩薩)・都市王(勢至菩薩)・五道転輪王(阿弥陀如来)を指すそうです。この十王が死者の裁きをすることになっているとか。閻魔大王だけの仕事ではなかったのですね。
下の写真で水は澄色の奥から流れ出て来ています。霊仙山の伏流水だと思われます。
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