カテゴリー: 木曽街道(上街道)

木曽街道は、江戸時代初期の1615年に木曽が尾張藩領地になったため、名古屋から木曽を結ぶために整備された、名古屋と中山道を繋ぐ脇街道です。別名上街道(うわかいどう)。名古屋城の東大手門志水口を起点に中山道の伏見宿に至ります。宿場は小牧宿、善師野宿土田宿の三つがありました。江戸後期には下街道が一般的になり、木曽街道は次第に使われなくなっていったようです。

名古屋城の築城開始が1610年、清州越え(清須城から名古屋城への移転)が1616年までですから、この頃名古屋の町の開発と、尾張藩の地場固めが行われており、木曽街道の整備もその一環であったことが伺えます。

木曽街道に整備には尾張藩付け家老の犬山城城主成瀬正成、正虎の働きがあったようです。