京都ウォーキング 圓光寺・曼殊院

京都盆地の北東部にある左京区一乗谷地区の二つの寺院、圓光寺と曼殊院(まんしゅいん)を訪ねるコースです。他の京都の観光名所と少し離れています。二寺を巡るだけであれば、歩く距離は4㎞ほどですから、拝観・見学も含めて半日あれば十分なコースです。

圓光寺へはバス停一乗寺下り松か、叡山電鉄叡山線一乗寺駅を利用します。

圓光寺は、元々は1601年に徳川家康が伏見に圓光寺学校として開いたもので、1667年に現在の一乗谷に移されました。文化財としては丸山応挙の手による竹林図屏風六曲(重要文化財)や、近世初期制作の木製活字五万個(重要文化財)があります。境内の十牛之庭は、紅葉や苔で有名です。

圓光寺
圓光寺正門

圓光寺の拝観が済んだら、圓光寺の前の細い道を北へ進みます。住宅街を抜け、曼殊院道と呼ばれる道を歩いていくと樹林帯。そこを抜けると曼殊院が見えてきます。

曼殊院最澄が比叡山に道場として開いたのが始まりとされています。現在地に移ったのは1656年のこと。建物では大書院、小書院、茶室が重要文化財であり、現在は京都国立博物館に預けられている絹本著色不動明王像(黄不動)と、古今和歌集(曼殊院本)が国宝です。

曼殊院からは、一乗寺清水町バス停か、叡山電鉄叡山線修学院駅を利用します。

比叡山鉄道
比叡山鉄道


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