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南北朝時代、六波羅探題であった北条仲時は1333年の元弘の乱の時に足利尊氏の寝返りにあい、東山道を通って鎌倉を目指すも番場宿にて敵に遭遇。進退窮まって432人の一族郎党と共に蓮華寺の一向堂前で自害します。この時仲時は28歳。運命を共にしたのは6歳の子供から60歳までで、十代の若者が多く含まれていました。北条仲時らの墓は蓮華寺の境内にあります。

この時、当時の蓮華寺第三代の住職だった同阿良向が、判明した189人の名前を記したのが陸波羅南北過去帳。国指定の重要文化財で登録名は「紙本墨書陸波羅南北過去帳」です。通常は蓮華寺に保管されていて非公開です。

陸波羅南北過去帳
陸波羅南北過去帳