タグ: 観音山西国三十三所観音石仏

観音山西国三十三所観音石仏は訪れる人もいない史跡で、多分、ここに並べられた石仏をぐるっと回ると、西国三十三所を巡礼したことになる、いわゆる写し霊場という仕組みかと思います。観音山がある場所は、柏原清滝地区にある徳源院の横を流れる川の対岸の尾根で、徳源院にかつてあった北参道上にあたるようです。

西国三十三所観音石仏は各地にあるようですが、柏原、徳源院にあるものはWEB上で調べても、歴史などに関する資料が出てきませんでした。下の写真の札をよく見ると、「建立発願主」とあって年号が明治30年(1897)とありますから、徳源院ほどの歴史がある場所ではないようです。

観音山の様子

各観音像には西国三十三所の寺の番号と、多分寄進者の名前の札が付けてあります。札もきれいで供え物もあるところを見ると、今でも地元の人に大切にされているのでしょう。