タグ: 清凉寺(彦根)
清凉寺は彦根城の北東、石田三成の居城佐和山城があった佐和山の山麓にあります。東山と呼ばれる地域にあたります。京都にも有名な清凉寺(嵯峨釈迦堂)がありますが、彦根の清凉寺とは関係がありません。京都の清凉寺は浄土宗ですが、彦根の清凉寺は曹洞宗です。
彦根の清凉寺は彦根藩主井伊家の菩提寺です。第二代彦根藩主井伊直孝が父親である井伊直政を弔うために開山したと伝えられます。当初彦根城はなく、井伊直政は石田三成が残した佐和山城に入りましたから、清凉寺はその直下にあたります。石田三成の時代には、重臣の島左近の屋敷などがあった地だそうです。
本堂の裏手、斜面の上に井伊家代々の墓地があります。写真の奥、柵で囲まれた墓が、初代彦根藩主井伊直政のものです。井伊直政は関ケ原合戦でも手柄を立てた、徳川四天王の一人です。井伊家墓所については2879_1_国指定史跡清凉寺彦根藩主井伊家墓所調査報告書.pdfをご覧ください。
清凉寺井伊家墓所の説明を見ると、開山にかかわった二代藩主井伊直孝はここには葬られていません。
幕末の井伊直弼も清凉寺で座禅修行をしていたことがあるそうです。
清凉寺の境内には大きなタブノキがあります。幹回りは6メートル近く。
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