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東海道 赤坂宿・御油宿(ウォーキング・コース)

    この東海道ウォーキング・コースは愛知県三河地方の東海道を、赤坂宿から御油宿まで歩くものです。この二つの宿場の間は、2㎞も離れておらず、東海道の中では一番近接する宿場町だそうです。したがってウォーキング・コースも短く、名鉄名電赤坂駅から御油駅を越えて名鉄国府駅まで歩いても5㎞あまり。途中見学をしていても、2、3時間あれば十分です。

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    赤坂宿は昔の風情が残っていますし、御油宿近くには、昔そのままの街道沿いの松並木があり、楽しめます。

    コースの見どころ

    名電赤坂駅を出たら、東に向かい国道1号線を渡ります。音羽川沿いに歩きます。気持ちの良い川沿いの道です。

    音羽川沿いの道
    音羽川沿いの道

    しばらく進むと墓地があります。地図を見ると「赤坂刑場跡」とあります。史跡であることを示す案内がないかと探したら、由来を書いた石板が立っていました。享保12年とありますから、1727年、村同士の争いで人が亡くなり、その責任を一身に背負って処刑された人を義民として称えるものでした。

    赤坂刑場跡
    赤坂刑場跡

    その先にあるのが杉森八幡社。由来を見ると、702年に持統天皇が東国巡幸の折に勧請されたとありますが、持統天皇は703年1月に亡くなっており、東国巡幸の記録もないようです。杉森八幡社には推定樹齢1000年を超えるクスノキがあります。社殿の前のクスノキがそれで、本来二本だったものが、根本がくっついて一本になったそうです。

    杉森八幡社
    杉森八幡社

    杉森八幡社から東に出ると、そこが旧東海道赤坂宿です。写真は赤坂休憩所(よらまいかん)で、ここは東海道を歩く人の無料休息所になっています。よらまいかんの正面辺りにかつては赤坂宿の高札場があったそうです。

    東海道赤坂宿
    東海道赤坂宿

    赤坂宿でぜひ立ち寄りたいのがかつての旅籠の大橋屋。隣の空き地は脇本陣跡です。大橋屋はかつては鯉屋という名前で、1809年ごろに建てられたとされています。

    どこの宿場町へ行っても、古い建物があっても明治から昭和初期に建てられたものがほとんどで、江戸時代から続く建物は数少なく、大橋屋は貴重です。中の見学ができますし、常駐するボランティアガイドさんに内部の案内も無料でしていただけます。

    赤坂宿は、東南側に宮路山の山すそが迫っており、こちら側に寺社が集中しています。そのうちの一つが浄泉寺。浄泉寺境内にあるソテツ(本堂左側)は歌川広重が東海道五十三次の中の、赤坂「旅舎拾婦図」に描いたソテツとされています。

    赤坂宿浄泉寺
    赤坂宿浄泉寺
    東海道五拾三次之内 赤阪_旅舎招婦ノ図
    東海道五拾三次之内 赤阪_旅舎招婦ノ図(東京富士美実館所蔵

    しばらく行くと赤坂宿本陣跡。看板以外は何も残っていません。赤坂宿には4軒の本陣があったそうですが、その一軒です。

    赤坂宿本陣跡
    赤坂宿本陣跡

    続いて関川神社。小さな神社ですが、大きなクスノキがあり、天然記念物に指定されています。この周辺の神社にはどこに行っても大きなクスノキがあります。

    関川神社とクスノキ
    関川神社とクスノキ

    関川神社には松尾芭蕉の句碑があります。「夏の月御油より出でて赤坂や」と御油宿と赤坂宿が詠み込まれています。

    松尾芭蕉 夏の月御油より出でて赤坂や
    松尾芭蕉 夏の月御油より出でて赤坂や

    しばらく歩いて小さな川を渡るとそこからが御油の松並木です。東海道の松並木の状況が良く残っている場所です。御油の松並木は1604年に整備されたそうで、国の天然記念物に指定されています。

    道は御油宿にはいりますが、御油宿には史跡と呼べるものはほとんど残されていません。赤坂宿と近いので規模が小さかったのでしょうか。

    御油宿御関札立掛場跡
    御油宿御関札立掛場跡

    御油宿を出ると、姫街道の分岐。姫街道は浜名湖の北側を通って見附宿と御油宿を結んだ脇街道でした。このあたりの姫街道は大きな車道となっていてかつての面影はありません。姫街道についてはこちらを参照してください。

    姫街道分岐
    姫街道分岐

    大社神社を通り過ぎると、間もなく名鉄国府駅です。

    集合場所

    名鉄名電赤坂駅が集合場所、出発点になります。ゴールは名鉄国府駅です。

    行程とコースタイム

    このコースは名鉄名電赤坂駅から歩き始め、見学を含めて2~3時間ほどです。すべて舗装された道を歩きます。大きな上り下りもありません。

    昼食

    名鉄国府駅周辺に飲食店が多くあります。道中にはほとんどありませんが、東海道に並行して走る国道一号線に出れば、飲食店が数軒あります。

    トイレ

    道中の公園に公衆トイレがあります。短いコースですからトイレの心配はあまりありません。

    持ち物と服装

    街歩きの服装で大丈夫です。靴はスニーカーを勧めます。

    ハイキング適期

    年中訪れることができますが、夏の暑い時期は避けるほうが良いでしょう。

    近隣の見どころ

    近くにある宮路山登山を組み合わせることもできます。

    名鉄国府駅からは、天平時代の三河国府や、国分寺、国分尼寺などの史跡を巡るウォーキング・コースもお勧めです。午前と午後に分け、国府駅周辺でランチを取れば、ゆったりとした1日ウォーキング・コースになります。

    また、名鉄電車で数駅離れた豊川稲荷を訪問するのも一興です。