徳川家康生誕地岡崎城と岡崎宿二十七曲り(ウォーキング・コース)

岡崎は、徳川家康が生まれた岡崎城の城下町です。また、江戸時代には東海道の宿場町岡崎宿としても栄えました。宿場内の東海道は、何度も角を曲がる構造になっているため、二十七曲りと呼ばれています。


岡崎城は、石垣や堀も立派で見る価値があります。

岡崎城は徳川家康の生まれたところではありますが、家康は多くの時間を岡崎以外の場所で過ごしているので、徳川家康関連の史跡というのは岡崎には意外と少ない印象です。

岡崎宿二十七曲りも、ほとんどが近代化した街中の道を歩くだけで、ほぼ趣はありません。唯一昔ながらの風情を残しているのは、八丁味噌づくりで有名な八丁界隈でしょうか。

コースの見どころ

名鉄男川駅を出てまず向かうのは白鳥神社。ここは日本武尊が東征に向かう途中に宿泊した場所に、日本武尊を祀ったのが起源だとか。

岡崎の白鳥神社
岡崎の白鳥神社

ここからは、大きな県道沿いに進みます。乙川を超えてしばらく行った角で、国道一号線沿いの東海道と交わります。松並木が作られていて、ちょっとだけ旧街道の雰囲気。

岡崎インター付近の東海道
岡崎インター付近の東海道

しばらく住宅街の中の東海道を進むと常夜燈。

岡崎宿内常夜燈
岡崎宿内常夜燈

その先に、二十七曲りの起点を示す石碑と冠木門。特に古いものが残っているわけではありません。二十七曲りは、1590年に徳川家康が江戸に移ったのち、豊臣秀吉家臣の田中吉政が岡崎城に入城、東海道が城下町を通るように改修して、整備したものだそうです。

二十七曲りの起点を示す石碑と冠木門
二十七曲りの起点を示す石碑と冠木門

二十七曲りの辻々には案内の標識が立っています。次の辻への方角と距離も書いてあり、これに従っていけばよいというしくみ。ただ、角から少し離れたところに立っていたり、見当たらないことも結構あって、気を付けていないといけません。

二十七曲り案内標識
二十七曲り案内標識

角を曲がって若宮町内を歩いていると根石寺(旧根石観音堂)。ここにある聖観音菩薩像は、708年に行基が彫ったものだとか。なぜそのころのものが岡崎にあるのかかなり怪しい話ですし、よくある行基伝説のように思えます。また、徳川家康の嫡男で当時岡崎城主だった松平信康(岡崎三郎信康)が1573年の初陣に際し、先勝祈願をしたと伝えられています。

根石寺(旧根石観音堂)
根石寺(旧根石観音堂)

松平信康は9歳で織田信長の長女、徳姫と結婚し、後には勇猛な武将として知られていましたが、徳川家康と不仲になり、1579年に切腹を命じられ、二俣城で自害しています。その首は、このコースには入っていませんが、根石寺の少し南にある若宮八幡宮に葬られています。

しばらく街を歩き、旧東海道から北に入ったところにある特徴的な鐘楼門は円頓寺。1645年に、当時の岡崎城主水野忠善が、母君供養の為に建立したもの。

岡崎の円頓寺
岡崎の円頓寺

交差点に備前屋藤右衛門本店。淡雪で有名な備前屋は岡崎のお店だったんですね。創業は1782年だそうです。

備前屋藤右衛門本店
備前屋藤右衛門本店

わずかですが、昔ながらの風情を残した商店も。肉の永田屋本店。

肉の永田屋本店
肉の永田屋本店

角をいくつか曲がると、いきなりルネサンス風の洋館が。ここは岡崎信用金庫資料館だそうです。大正6年に旧岡崎銀行(のちに東海銀行と合併)の本店として建てられたものだとか。

岡崎信用金庫資料館
岡崎信用金庫資料館

この辺りから、東海道を示す標識が怪しくなりますが、北へ籠田公園を抜けて続いています。やがて東海道は伊賀川沿いに。この先で国道一号線で分断されて東海道をたどりにくくなる辺りから、八丁味噌の本場を目指して、東海道から外れます。その名も八帖橋を越えると、カクキューの工場などが見えてきます。八丁味噌を作っているカクキューは合資会社なんですね。知りませんでした。ここには売店やMISO煮込みうどん専門店などもあります。

八丁味噌カクキュー
八丁味噌カクキュー

工場の脇を歩いていくと、味噌樽の重しに使う石がゴロゴロ。

味噌樽の重しに使う石
味噌樽の重しに使う石

細い道に入るとそこは八丁蔵通り。古い味噌蔵などが並びます。

八丁蔵通り
八丁蔵通り

八丁蔵通りの突き当りにあるのがもう一軒の老舗、まるや八丁味噌

まるや八丁味噌
まるや八丁味噌

この辺りは、NHK朝の連続ドラマ純情きらりのロケ地になったそうで、主演した宮崎あおいの手形が。

純情きらり宮崎あおいの手形
純情きらり宮崎あおいの手形

ここからはこのコースのハイライトである岡崎城に向かいます。途中にあった双龍亭といういかつい名前の、ログハウス風?の喫茶店でランチ。味噌カツ定食をいただきました。

味噌カツ定食
味噌カツ定食

再び伊賀川をお渡るところの対岸に岡崎城の天守閣が。高さでは近隣のビルに完全に負けています。

岡崎城
岡崎城

岡崎城は日本100名城にも指定されている城で、徳川家康が生まれた場所として有名です。城内には家康のへその緒をまつるえな塚もあります。岡崎城は15世紀中ごろに前身となる砦が築かれ、15世紀末に松平家の城となったそうです。1602年徳川家譜代の本多康重が城主となりました。明治になって廃城となり、建物はすべて撤去されたそうです。

岡崎城からは乙川沿いに、名鉄東岡崎駅に向かいます。川沿いには遊歩道があり、気持ちよく歩けます。途中川の北側にあるのが菅生神社(すごうじんじゃ)。日本武尊の東征の頃が起源とされています。適当な橋で乙川を渡れば名鉄東岡崎駅はすぐです。

集合場所

名鉄男川駅が集合場所、出発点になります。ゴールは名鉄東岡崎駅です。

行程とコースタイム

このコースは名鉄男川駅から歩き始め、見学を含めて3時間ほどです。岡崎城内を除き、すべて舗装された道を歩きます。

昼食

岡崎城の敷地内や周辺に数多くの飲食店があります。

トイレ

岡崎場周辺にはトイレが多いですが、街歩きの途中には一部の公園を除きあまりありません。歩く距離はさほどではないので問題ないと思います。

持ち物と服装

街歩きの服装で大丈夫です。靴はスニーカーを勧めます。

ハイキング適期

年中訪れることができますが、夏の暑い時期は避けるほうが良いでしょう。

近隣の見どころ

Post Author: ガイドマスター