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定光寺から春日井三山(ハイキング・コース)

    このハイキング・コースは、JR定光寺駅から東海自然歩道をたどり、春日井三山と呼ばれる道樹山、大谷山、弥勒山を縦走します。その後東海自然歩道から離れて多治見方面へ向かい、池田富士に登り、JR多治見駅にゴールします。


    春日井三山には、春日井市の植物園から登るコースが一般的ですが、植物園までのバスの本数が限られているため、鉄道駅を基点とゴールとするコース設定にして取材しました。実際には弥勒山から先、池田富士方面から多治見駅までは、東海自然歩道を離れてからは、踏み跡程度の道となり、また非常に長い割には見どころもないので、ハイキングとしてはお勧めできません。JR高蔵寺駅と植物園の間のバスの時刻に合わせて、植物園から定光寺駅、あるいは定光寺駅から植物園へと歩くのをお勧めします。

    コースの見どころ

    JR定光寺駅を出たら、そのまま川の右岸(駅がある側)の道をしばらく先に進みます。右側に鳥居があるところが登山口。いくつか石碑が並んでいます。用水路開設の記念碑とか。一つが中央本線の工事の犠牲者の慰霊碑。中央本線工事の時に犠牲者が出ていたことを初めて知りました。

    中央線建設工事殉職者慰霊碑
    中央線建設工事殉職者慰霊碑

    さて道は東海自然歩道ですから、よく整備されています。樹林の中を進み、尾根に出ると玉野園地という見晴らしの良い休憩場所。トイレもあります。そしてそのすぐ上にあるのが玉野御嶽神社。山上の神社ですが宮司さんが住んでいるようで、飼われている猫たちが日向ぼっこしていました。「神社ねこ」の御朱印もあるそうです。玉野御嶽神社のインスタグラムを見ると、御朱印の写真があります。また、護摩を焚く様子もありますから、やはり山岳信仰の地ですね。

    玉野御嶽神社
    玉野御嶽神社

    しばらく天然林を歩くと車道に出て、その先が檜峠。何もないようなところですが、近くに採石場が多くあるためか、時折車が通ります。檜峠からは階段を登り、しばらく雑木林の中を登ると、道樹山(429m)の山頂。このあたりはヒノキ林で、薄暗い樹下に御岳神社の社殿があります。

    道樹山の御嶽神社
    道樹山の御嶽神社

    ここからは東海自然歩道の標識に従って下り、比較的緩い登り返しで大谷山(425m)。ここから春日井方面に下る道もあるようです。眺望はあまり良くありません。

    大谷山
    大谷山

    大谷山からは快適な登山道が続きますが、弥勒山(437m)の頂上直下だけ急登になります。飛び出したところは展望台もある弥勒山山頂。春日井三山の主峰?です。冬場は手の上からエサを食べるヤマガラがいるとか。取材の日にはエサをやっている人は見かけませんでしたが、記録はこちら

    弥勒山山頂
    弥勒山山頂

    弥勒山の展望台からは、空気が澄んでいると白山まで見えるとか。この日は少しかすんでいて近場しか見ることができませんでした。下の写真は尾張三山方面。小さく見える湖面は入鹿池です。

    弥勒山からの眺望
    弥勒山からの眺望

    弥勒山周辺からは、春日井の側に下る道がたくさんありますが、気楽なハイキングの場合、ここから植物園方向へと下ることをお勧めします。ここから東海自然歩道を先に進むと、公共の交通機関までかなりの距離があります。


    さて取材では東海自然歩道の道標に従って進みます。少しずつ下りながら、樹林帯の道を歩いていくと、やがて県道123号線に出ます。東海自然歩道はこの車道を北の方に進んでいます。

    ここから池田富士へ向かう山道は、ホテルの入り口の左側斜面にある、ふみ跡程度の山道です。道中はピンクや赤のテープが目印ですが、迷いそうになるところもしばしば。整備された道ではないので、ここから先はお勧めできません。

    やがて林道に出るとすぐに池田富士。山頂には祠があります。ここをハイキングの目的にはとてもできないような場所です。

    池田富士からはしばらく、林道と並行する山道を下ります。山道が林道に飛び出すところに鳥居があり、古い道標が。かつてはこの辺りにも人通りの多い道が通っていたのでしょうか。鳥居や道標がある場所としてはちょっと不思議ですね。

    しばらく林道を進み、道は再び藪の中に。道はどんどんわからなくなります。通常池田富士に登る人は、下から林道をたどってくるようですが、多治見駅への近道はこの山道です。登山者用の目印がところどころにあるものの、途中には「無断入山禁止」の看板もあり、とても勧められる道ではありませんでした。山道から車道に出るところは、本当にわからず、しばらく迷いました。車道から撮影した山道の入り口。これが登り口とは知った人でないとわかりません。枝に小さな赤いテープが付いていますが、それが唯一の目印です。

    山道の入り口
    山道の入り口

    下り着いた国道19号線は、名古屋と木曽を繋ぐ下街道の跡を通っています。ただちょっと街道歩きを楽しむような場所ではありません。

    JR多治見駅を目指して歩きますが、すぐのところにあるのが永泉寺。伝承では奈良時代に行基が開山したと言われています。本尊の木造聖観音立像は室町時代の作で国の重要文化財です。総門は1843年のもの。総門他、いくつかの仏像は多治見市の文化財の指定を受けています。また、大きなイチョウの木は市の天然記念物です。

    永泉寺からはひたすら多治見駅を目指して歩きます。30分くらいです。

    集合場所

    JR定光寺駅が集合場所、出発点になります。多治見駅まで歩かない場合は、JR高蔵寺駅が集合場所で、バスを利用します。

    行程とコースタイム

    このコースはJR定光寺駅から歩き始め、JR多治見駅までは5時間ほどです。植物園からのスタートにする場合は3時間ほどです。ほぼすべて山道です。

    昼食

    道中に飲食店はないので、弁当持参が必要です。

    トイレ

    東海自然歩道のトイレが、定光寺駅に近いところにあります。他には駅や公園内を除きありません。

    持ち物と服装

    軽登山の服装が必要です。靴は軽登山靴かトレッキングシューズをお勧めします。

    ハイキング適期

    年中訪れることができます。

    近隣の見どころ

    時間があれば特に紅葉の時期は定光寺の拝観がお勧め。定光寺駅からは往復2時間を見込んでください。