タグ: 清滝山
清滝山は滋賀県米原市にあります。地図上で見るとJR東海道線が、柏原駅と醒ヶ井駅の間で大きく北側に張り出していて、近江長岡駅があるあたり、このJRの湾曲部分にある山です。標高は438.9mで、柏原駅から手軽に登れて、山上からは伊吹山などの景色が非常に良い、初心者向けの登山コースとして人気の山です。
清滝山では松明山(たいまつやま)の別名があります。清滝地区では毎年8月15日に清滝大松明と呼ばれる行事が行われていますから、この行事から名づけられたと思われます。祭りの時には女性の入山が禁止になりますから要注意です。
清滝山の登山口は柏原駅から歩いて行ける、清滝地区にある近江の名家京極氏の菩提寺である徳源院と清滝神社の間の沢沿いにあります。最寄り駅はJR柏原駅ですが、車で来る場合は徳源院の駐車場が利用できます。
登山口からは30分ほどの登りで尾根筋に出ます。尾根上は藪が多くて視界が悪いですが、ここは送電線?が通っているため一部だけ刈り払われていて視界が効きます。
やがて清滝山の山頂。ここにはかつて、京極氏が作った清滝山砦があったそうです。
清滝山山頂からの風景は格別です。伊吹山も琵琶湖も見えます。
謎の「しめの尾」の案内板。他の方のサイトなども調べてみましたが、「しめの尾」が何であるのかはわかりません。付近には何もありません。
早春に訪れるとミツバツツジがきれいです。
さらに「山の神」の案内板が。ここも「しめの尾」同様、何もありません。山の神は全国各地にあり、通常は小さな祠、石碑、石像などがあるものですが。ただ清滝山の「山の神」のあたりは尾根が整地された形跡がありますから、かつては祠などがあったのかもしれませんね。
道は尾根をぐるっと回って谷沿いに入り、清滝の集落に降りてきます。清滝の集落からは田園風景の中を歩いて定菩提院へ向かいます。