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朝倉山真禅院

朝倉山真禅院は寺伝では739年に行基が創建したと伝えられます。真禅院は古くから美濃一宮の南宮大社の神宮寺として、南宮大社の境内にありました。明治になって神仏分離、廃仏毀釈が起こり、真禅院も危機を迎えました。しかし、真禅院の文化財を何とか守りたいという地元の人の働きなどにより、建物を朝倉山へ4年かけて移築。参加した地域住民はすべて無償で働いたそうです。こうして現在朝倉山真禅院として見ることができます。

真禅院の境内には三重塔、本地堂、梵鐘などの国の文化財に加え、北条政子が寄進したと伝えられる鉄塔があります。

三重塔は大日如来を本尊とし、741年の創建。その後関ケ原の乱のときに焼けて1643年の再建。

真禅院三重塔
真禅院三重塔

阿弥陀如来を本尊とする本地堂。国の重要文化財です。

真禅院本地院
真禅院本地院

真禅院の梵鐘は奈良時代のもので、美濃では最古の鐘です。国の重要文化財。鐘楼は江戸時代のもので、岐阜県の重要文化財です。

真禅院の梵鐘
真禅院の梵鐘

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