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寝物語の里は、旧中山道、滋賀県と岐阜県、かつての近江と美濃の境です。国境を挟んで宿があり、国境を挟んだ宿に泊まった旅人が、寝ながら国を超えて話ができたところから、寝物語の里と呼ばれるようになったそうです。
解説によれば、寝物語の里にはいろいろな伝説があるようです。その一つが常盤御前にちなむもの。1159年平治の乱の後、源義朝を追ってきた常盤御前が「夜ふけに隣り宿の話し声から家来の江田行義と気付き奇遇を喜んだ」とか。また別の寝物語の里にまつわるストーリーは静御前が登場し、「源義経を追ってきた静御前が江田源蔵と巡り会った」ともあります。
静御前の話は以下。
その昔、京都から奥州へ落ち延びた源義経を追う静御前が旅の道中で長久寺の近江側の宿をとりました。隣の美濃側の宿には義経の家来の源造が泊まっており、それに気づいた静御前が「義経に会うために、奥州まで連れて行ってくれ」と源造に懇願した、というやり取りがあったそうです。
寝物語の里は県境ですから、両県の自治体の観光協会がWEBに案内を載せています。
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