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大乗寺という名の寺は日本に数多くありますが、これは岐阜県郡上市八幡の大乗寺です。郡上八幡を流れる小駄良川沿いにあり、職人町の通りから橋の向こうに山門が見える寺が大乗寺です。
正式には清水山大乗寺で、日蓮宗に属する寺院です。
戦国時代末期に朝倉氏家臣の清水左衛門尉が法華堂を建てたのが起源とされています。その後1603年に郡上八幡城主遠藤慶隆からの寄進で、日蓮宗の寺院となりました。郡上八幡は水がきれいなことから号が清水山となったそうです。
その後、郡上八幡城主が青山氏に代わると、青山氏の菩提寺として保護されました。一度火事で焼けましたが、1803年に再建されています。
町中から見える山門は鐘楼門と呼ばれる作りで郡上市指定重要文化財。趣がある建物です。それ以外にも本堂、鬼子母神堂があり、墓地には郡上八幡城主青山氏の墓などがあります。
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