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三光稲荷神社は愛知県犬山市、犬山城のある城山にあります。針綱神社の左側にある赤い鳥居が目印です。犬山城に登る石畳の道のすぐ脇にあり、犬山城に上るには三光稲荷神社を抜ける方が近道です。

三光稲荷神社鳥居
三光稲荷神社鳥居

祭神は宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)という女神で、穀物の神だそうです。これはどこの稲荷神社でも共通、いわゆるお稲荷さんのことです。

三光稲荷神社は1586年に創建されたとの伝承がありますが、起源は定かではありません。当初は犬山市内の三狐山(三光山)にあったとされています。三狐山は犬山城のある城山の南西すぐのところにある小山です。記紀では食物神のことを「御饌津神」(みけつかみ)と呼ぶそうですが、「みけつ」を「三狐」とも表記するところから「三狐山」の名がついたのではないでしょうか。多分、当初の御饌津神の山が「三狐山」になり、音読みされて「三光山」に転じた…勝手な説ですが。

その後江戸時代になると、犬山城主となった成瀬家代々の守護神として敬われました。現在の地に移ったのは1964年ですから、今の建物はさほど古いものではありません。元々神社があった三狐山は緑地公園と駐車場になっていますから、犬山城周辺整備のため現在地に移ったのでしょうか。

現在の三光稲荷神社は縁結びの神様として知られ、ピンクのハート形の絵馬と、連続した赤い鳥居のトンネルが「映える」ので、特に女性に人気です。

三光稲荷神社のピンクの絵馬
三光稲荷神社のピンクの絵馬

三光稲荷神社の赤い鳥居
三光稲荷神社の赤い鳥居

境内には猿田彦神社もあります。三光稲荷神社とは独立していて、社務所では二つの神社の御朱印がいただけるそうです。

また三光稲荷神社は犬山七福めぐりの対象です。

三光稲荷神社を訪れるハイキングコースと関連情報