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愛知県犬山市羽黒に興禅寺があります。この寺は、元々1174年に梶原景時が平忠盛(平清盛の父)の時代に尾張国府に着任した時に、光善寺として建立しました。後に1476年、景時の子孫、梶原景綱によって臨済宗の寺院、興禅寺として再建されました。興禅寺は1584年、小牧・長久手の戦いの前哨戦であり、豊臣秀吉(当時は羽柴秀吉)方の森長可と、徳川家康方の酒井忠次・本多忠勝・榊原康政らが戦った、羽黒合戦の折に焼失しました。関ヶ原合戦後に再建されています。

興禅寺には、現在の興禅寺の敷地に梶原家の屋敷があった当時からのものとされる、梶原景時夫婦らを供養する五輪塔が残されています。

梶原景時供養塔
梶原景時供養塔