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往時、美濃方面から日龍峯寺(高澤観音)へ参詣する人たちは、見坂峠から尾根伝いに高澤観音の本堂まで約2キロの山道を歩きました。これが高澤古道です。

高澤古道には道沿いに石仏が並んでいます。この石仏は、文化年間(1805年~1817年)から安政年間(1856年~1859年)にかけて、美濃氏口野々の庄屋さんが、若くして他界した娘さんの供養のために西国三十三観音霊場を巡礼し、建立されたもので、全部で33体あります。

高澤古道と三十三観音石仏
高澤古道と三十三観音石仏