タグ: 西国三十三所観音霊場

西国三十三所(西国三十三所観音霊場)は、当初養老2年(718)、大和長谷寺の開山徳道上人によって開かれました。なんでも病に倒れた時に死の淵を彷徨い、閻魔大王から三十三の宝印を授かったとか。その後若くして皇位を退いた花山法皇が那智で修業をしていた時にお告げを受け、西国三十三所観音巡礼を再興されたとされています。ただし、これらはあくまで伝説のようで、実際の始まりはわかりません。いずれにしろ西国三十三所観音巡礼は日本で最も歴史のある巡礼行とされているようです。

以下第一番からの各札所となっている寺院は、西国三十三所札所会のサイトにある、各寺院の紹介ページに飛びます。

 第一番  青岸渡寺

 第二番  金剛宝寺

 第三番  粉河寺

 第四番  施福寺

 第五番  葛井寺

 第六番  南法華寺

 第七番  岡寺

 第八番  長谷寺

 第九番  南円堂

 第十番  三室戸寺

 第十一番  上醍醐 准胝堂

 第十二番  正法寺

 第十三番  石山寺

 第十四番  三井寺

 第十五番  今熊野観音寺

 第十六番  清水寺

 第十七番  六波羅蜜寺

 第十八番  六角堂 頂法寺

 第十九番  革堂 行願寺

 第二十番  善峯寺

 第二十一番  穴太寺

 第二十二番  総持寺

 第二十三番  勝尾寺

 第二十四番  中山寺

 第二十五番  播州清水寺

 第二十六番  一乗寺

 第二十七番  圓教寺

 第二十八番  成相寺

 第二十九番  松尾寺

 第三十番  宝厳寺

 第三十一番  長命寺

 第三十二番  観音正寺

 第三十三番  華厳寺

実際に札所を巡れない人のために各地に三十三体の観音像を集約した場所(写し霊場)が作られたようです。滋賀県米原市柏原駅に近い徳源院参道にある観音山西国三十三所観音石仏もその一つのようです。また岐阜県関市の高澤観音への旧参道、高澤古道に並ぶ石仏も西国三十三観音を現したものだそうです。