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東之宮古墳は犬山城下町の東にある白山平山(143m)の山頂にある大型の前方後方墳です。愛知県では最も古い前方後方墳と言われています。全長約72メートル、高さは約9メートルあります。

東之宮古墳
東之宮古墳

東之宮古墳がある白山平山はチャートでできた山ですが、山頂部の堅いチャートを削って平地を作り、その上に山の下から持ってきたと思われる土を積んで墳丘ができているそうです。チャートは2億年以上前の岩石ですから、古墳よりも大分古いですね。

白山平山のチャートと解説版
白山平山のチャートと解説版

犬山成田山の裏手から東之宮古墳へと向かう道が整備されています。道をたどって墳丘にたどり着くところにあるのが東之宮社と呼ばれる神社です。織田信康(織田信長の叔父)が犬山城を築城した時、城山にあった針綱神社を白山平へと移しました。その後の1606年、針綱神社は再度城下町の南方へと遷座しましたが、その後地に東之宮社が創建されたと伝えられています。以来ここは神域であったため、東之宮古墳も守られてきたと考えられます。

ここまで登って濃尾平野を見渡すと、この地に大古墳が作られた理由もわかる気がします。

1973年に発掘調査が行われる前までは、東之宮古墳という名称はなく、瓢箪塚古墳と呼ばれていたようです。

東之宮古墳の位置
東之宮古墳の位置

東之宮古墳の出土品は数多く、まとめて国の重要文化財に指定されています。その中でも特筆すべきは鏡です。出土品は現在は京都国立博物館の保管されており、WEBサイトで見ることができます。

東之宮古墳の出土品
東之宮古墳の出土品


東之宮古墳に興味のある方は犬山市の東之宮古墳パンフレットをご覧ください。犬山市の歴史まちづくり課や文化史料館では正式な調査報告書も販売しているそうです。