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尾張戸神社古墳は、名古屋市の最高峰東谷山の山頂にある古墳です。志段味古墳群の中の一つとされ、国の史跡にも指定されています。直径約27mの円墳で、古墳の上に尾張部神社の本殿があります。

尾張戸神社古墳
尾張戸神社古墳

現在まで、古墳からの出土品は確認されていませんが、古墳表面には葺石が置かれ、さらに白い石英がまかれていたようです。このような状況から古墳時代前期(4世紀前半)に作られたと考えられていて、志段味古墳群の中では最も古い古墳の一つです。

尾張戸神社古墳へのアクセスは、東谷山に徒歩で登るしかありません。東谷山フルーツパークの南門近くからの東谷山散策路から登ると、山頂の尾張戸神社古墳に至る間に、東谷山27号墳、南社古墳中社古墳の3つの古墳を見学することができます。

尾張部古墳上にある尾張部神社は、古代の豪族尾張氏の祖神である天火明命(あめのほのあかりのみこと)、天香語山命(あめのかぐやまのみこと)、建稲種命(たけいなだねのみこと)を祀っています。こうしたことから、尾張部古墳を始めとする古墳群に埋葬されているのは、尾張氏ゆかりの人たちと考えられています。

尾張戸神社
尾張戸神社

尾張部神社由緒
尾張部神社由緒