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うとう峠は中山道太田宿鵜沼宿の間にある標高140mの峠です。太田宿のあたりでは木曽川沿いに進んでいる中山道も、うとう峠のあたりでは木曽川沿いが断崖になっているため道が作れず、この部分を山越えとし、うとう峠ができたそうです。「うとう」とは「疎う」から来ているという説がありますが、うとう峠の両側の中山道は平たんですから、急に出て来る坂が嫌だったのでしょうか。決して高い山ではありませんが。

うとう峠があるあたりは起伏のある森林地帯で、現在は「日本ラインうぬまの森」として整備され、森林浴を楽しむための多くの遊歩道が通っています。

うとう峠付近には一里塚もありましたが、今は標識が立っているだけです。うとう峠周辺の中山道はこんな感じ。森林の中を未舗装の歩道が続いています。

なお、長野県の塩尻にもうとう峠(善知鳥峠)がありますが、全く別物です。